首都圏からの観光客誘致を目的とした大規模なキャンペーンが、ことしも都内で展開されている。県や市町村、観光協会や企業などの団体が協力し、2010年度から開始されたキャンペーンは今年で4回目。
昨年までは「そろそろ和歌山に行ってみよう」と題していたが、今年からは「いよいよ和歌山に行ってみよう」に。来年の「世界遺産登録10周年」を契機とし「デスティネーションキャンペーン」や、再来年の「高野山開創1200年」を控え、和歌山県の認知度向上や誘客促進が狙い。
11月14日にオープニングレセプションを開催。週末には都内主要駅でのパンフレット配布や、都内にある和歌山ゆかりのスポットを巡るスタンプラリーなどのイベントも実施。首都圏で和歌山を感じてもらい実際の来県につなげていこうという工夫がされている。
また、東京駅構内のデジタルサイネージや、都心を経由し埼玉と神奈川を結ぶJR京浜東北線の車内モニターで、観光PRの映像を放映。筆者は東京駅八重洲北口で、観光PRキャラクターの「わかぱん」が出演する映像を見た。「日本一のパンダ県」「世界遺産を体験できる県」などと、インパクトのある言葉と写真で和歌山の魅力が凝縮されていた。
キャンペーンは来年1月13日まで実施。さまざまな手法、媒体を使った催しが続く。 (次田尚弘/東京)