男女の賃金格差の現状を訴える 「イコール・ぺイ・デイ」 キャンペーンの一環として、 女性活動団体 「BPW和歌山クラブ」 (小原智津会長) は15日、 JR和歌山駅前で啓発活動を行い、 通勤者らに呼び掛けた。
日本でことし、 女性が男性1年分 (1月1日~12月31日) の賃金と同額を手にする日 「イコール・ぺイ・デイ」 の4月15日に合わせて実施。 同クラブの母体である日本BPW連合会が厚生労働省の賃金統計から試算し、 2年前から啓発活動を展開している。
早朝から8人のメンバーが 「格差にレッドカード」 の思いを込めた、 テーマカラーの赤色のリボンを胸に付け、 赤い服装などでアピール。 「きょうはイコール・ペイ・デイです」 などと呼び掛け、 1000枚のチラシを配った。
チラシを受け取った、 和歌山看護専門学校1年生の出口結惠さん (18) は 「男女で差があるなんて知らなかった。 女性も社会の一員として認められる、 平等な社会で働きたいです」 と話していた。
小原会長は 「背景には、 女性の働く環境が整っていないなどいくつかの要因があります。 まずは、 あまり知られていないこの言葉を男女年齢を問わず知ってもらい、 考える機会にしてもらえれば」 と話していた。