酒気帯び運転で物損事故を起こし、事故車両を放置したとして、県教委は21日付で和歌山市立小学校の男性教頭(52)を懲戒免職処分とした。
県教委学校人事課によると男性は10月28日夜、自宅で食事した際に飲酒したにもかかわらず、自家用の軽乗用車を運転。海南市内の国道で鉄柵に衝突する事故を起こした。
また片側2車線道路に横断した事故車両を放置。「酔いを覚まそう」と水の購入に立ち寄った、現場から約1㌔先のコンビニエンスストアで、巡回していた警察官が職務質問をして、分かった。
県教委に対して教頭は「仕事、プライベートでストレスがあり、ドライブで憂さ晴らししようと思った」と説明。事故について「考え事をしていた」と話しているという。県教委は「教職員に不祥事撲滅の取り組みを徹底するよう厳しく指導し、再発防止に努めたい」と話している。
これで本年度の懲戒処分の件数は7件8人。昨年度の6件7人を上回った。