男子プロバスケットボールリーグNBLの「和歌山トライアンズ」は16、17日、和歌山市梅原のノーリツアリーナ和歌山で、「兵庫ストークス」と対戦。16日は39点差をつける大差で快勝。17日はシーソーゲームをしっかりものにし、2連勝を飾った。また、オープニングセレモニーでは、オールスターゲームに出場が決まった選手・スタッフの報告会や、10月の月間MVPを獲得したマイケル・パーカー選手の表彰式が行われた。
〔16日〕
和歌山95(22―19、28―12、22―11、23―14)56兵庫
アイシン戦で負傷し今節欠場のポイントガード・木下博之に代わり、阿部をスターターで起用。1クオーター(Q)は、リカートがゴール下でファウルを誘うなど、ポイントを稼いだが、相手も3点シュートなどで食らいつき、点を取り合った。2Q、川村のシュートがさえ、4本の3点シュートなどで一気に突き放した。後半も、高確率なロングシュートに加え、高さやチームワークを生かした連携プレーなどでリードを広げ、39点差で大勝した。
〔17日〕
和歌山79(19―18、14―19、22―20、24―18)75兵庫
前日とは打って変わって、思うようにシュートが決まらず、トライアンズが追う展開に。4点ビハインドで迎えた3Q、パーカー、リカートが奮起し、川村のアシストから豪快なダンクも飛び出し、会場を沸かせた。4Qも一進一退の攻防を繰り返し、残り45秒。中務がゴール下で相手の長身選手2人をフェイントでかわし、ファウルを受けながらシュートを決め、3点プレーで逆転に成功。大接戦を制し、大きな勝利を手にした。
◇
17日の試合後、ジェリコ・パブリセビッチHCは「今日はシュートがうまく入らなかったが、シュートは日によって変わるもの。このような競った試合で勝つことができ、うれしい」、中務選手は「チームとしてしっかり最後まで戦えた。毎試合毎試合が勉強、経験で、チームにとっても一つひとつが成長する糧になっている。(アウェーの三菱電機戦では)とにかく勝ちたい。2勝して帰ってきたい」とコメントしている。