和歌山東署は10日、住居不定の無職、大川弘子容疑者(48)を詐欺容疑で逮捕した。
同署によると、大川容疑者はことし6月30日夜から7月1日夕方までの間、和歌山市秋月のスーパーなど3店舗で、購入していない店の商品をレジに持ち込んで「返品したい」と申し出て、現金計3万2520円をだまし取った疑い。
大川容疑者は、店の米やカーテンを持ち込み、「欲しかった物と違うので返品したい。レシートは捨ててしまった」などと申し出る手口で犯行を繰り返していたという。別の1店舗では、その場で過去の販売歴を調べられて店員に見破られ、逃げて未遂に終わったという。
返品に対応した3店舗が履歴を調べると販売した事実がなかったことが判明。届け出を受けた同署が防犯ビデオの映像などから犯人の特定を進めていた。大川容疑者は、3店舗の詐欺について容疑を認めているが、未遂事件については否認しているという。