部下の女性職員にわいせつな行為を繰り返したとして懲戒解雇された県立医科大学医学部の元男性教授 (50) が10日、 同医大と板倉徹理事長を相手取り、 解雇処分の無効確認と計1650万円の損害賠償を求めて和歌山地裁に提訴した。
訴状によると、 元教授は 「女性との関係は浮気であり、 プライベートなことで、 懲戒解雇処分されるような問題ではなかった」 とし、 処分を発表した3月26日の板倉理事長らの記者会見について、 事実に反して 「あたかも強制わいせつ行為を行ったかのごとく発表され、 名誉を著しく毀損された」 と主張している。
提訴を受けて板倉理事長は 「訴状を見ていないが、 大学が取った処分が正しかったことを裁判で明らかにする」 とのコメントを発表した。