詐欺被害を未然に防いだとして、和歌山東署(丸木健嗣署長)は28日、紀陽銀行東和歌山支店(和歌山市友田町、﨑山和彦支店長)業務課課長代理の藤田達也さん(44)と、窓口担当の久保里衣さん(22)に感謝状を贈った。
今月5日、同支店を訪れた女性(60)が300万円を引き出そうとした際、久保さんは不審に思い、使用目的を尋ねた。女性が電話でやりとりしている一度も会ったことのない人から高額の宝石を購入すると話したため、久保さんは詐欺だと判断、上司である藤田さんに相談し、共に女性を説得した。しかし女性が納得しなかったため、近くの和歌山駅前交番に案内。警察官を交えて説得し、被害を免れた。
感謝状を受け、入行1年目の久保さんは「お客さまの預金を守れた。今後もお客さまの考えていることを理解して対応していきたい」と話していた。