昨年1月に建設が決定した紀の川市立河南学校給食センターの起工式と安全祈願祭が11日、同市桃山町元の建設予定地で行われる。同センターでは打田、桃山、貴志川管内の小中学校11校の給食を一括して調理する。総事業費は14億4100万円、平成26年6月30日に完成予定。
市教育総務課によると、現在、打田、桃山、貴志川管内の小中学校では、自校方式(貴志川、打田中学校は民間委託方式)による学校給食を実施しているが、各施設で老朽化が進んでいた。
それに伴い、学識、学校関係者らによる「市の望ましい学校給食のあり方検討委員会」を設置。平成22年12月に3地域管内の小中学校11校の給食をセンター方式で整備していく結論が出され、同24年1月に11校の給食を一括して調理する「紀の川市学校給食センター基本構想」を作成した。同年度、約4600平方㍍の給食センター用地を約1億円で購入した。
施設は鉄骨造り2階建て、延べ床面積2526平方㍍。調理提供数は一日4000食。
設計・監理は㈱岡本設計(和歌山市土佐町、坂本暁史代表取締役社長)、施工は㈱小池組(同市六番丁、小池康之代表取締役社長)。