17日午後6時半ごろ、和歌山市源蔵馬場の住宅地にある寺井一夫さん(86)方から出火。火は消防により約1時間半後に消し止められたが、木造2階建て約270平方㍍と南側民家の2軒が全焼、北側アパートの外壁が一部焦げた。けが人はなかった。
和歌山西署によると、出火当時寺井さん方には、寺井さんと長女・寺下咲子さん(64)、寺下さんの長男・宏志さん(32)の3人がいたが、火に気付いて外に逃げ出し無事だった。南側の岡宏一さん方の木造2階建て約128平方㍍は内部が焼失した。翌18日午前に警察と消防が実況見分を行い、たばこの不始末などを含め出火原因の特定を急いでいる。同じ住宅地に住む女性(78)は、「何度も爆発したような音がして怖かった」と話していた。
現場が南海本線のすぐ東側だったため、同線の和歌山市―みさき公園駅、加太線の和歌山市―加太駅間で約1時間運転が見合わされた。両線15本の運休を含む計43本のダイヤが乱れ、約3200人に影響した。