住民の防災・減災意識を高めようと、和歌山市の直川地区自主防災会(三木康永会長)は18日、第5回総合防災訓練を行い、住民ら約450人で直川小学校(吉森秀和校長)体育館に避難した。
大雨特別警報発令中に1時間雨量が150㍉を超え、同地区の千手川が氾濫危険水位となり、山崩れなどが発生するとの想定で行った。
午前8時に防災行政無線で「直川地区全域に避難指示が出されました」というアナウンスの後、サイレンが鳴り響き、訓練開始。参加者は地域安全推進員らの指示を受けながら避難した。
体育館では和歌山地方気象台の谷條薫一技術専門官と、山田貴之防災業務係長が防災基礎講座を行った。防災気象情報の種類と役割について紹介し、山田係長は「気象台から発表される防災気象情報を上手に利用して、早めの避難行動を」と呼び掛けた。