24日の第15回障害者スポーツ大会「紀の国わかやま大会」開幕を前に、出場する県選手団の激励会が23日、和歌山市のホテルアバローム紀の国で開かれ、皇太子さま臨席のもと、選手や役員約420人が結束を固め、同大会での健闘を誓った。
仁坂吉伸知事は「いよいよ皆さんの晴れの舞台。県選手としての誇りを胸に、日ごろの練習で培った能力を大いに発揮し、大活躍されることを願います」と激励。県立和歌山さくら支援学校の生徒が迫力の和太鼓演奏を届け、県立紀伊コスモス支援学校の生徒らが大会イメージソング「明日へと」を合唱、県立田辺高校の応援団員が力強くエールを送った。
選手を代表し、県選手団の主将でフライングディスク競技に出場する梶本美徳さん(65)=海南市=、バレーボール競技に出場する、女子チーム主将の橋本理沙さん(19)=御坊市=が宣言。「この大会に参加できる喜びと、これまで私たちを支え、励ましてくれた方々への感謝の気持ちを精いっぱいのプレーで表現します。楽しんで、熱く燃え尽きて、全力で頑張ります」と決意表明した。
皇太子さまは、選手7人一人ひとりに丁寧に声を掛けて激励され、ロンドンパラリンピック水泳で銀メダリストの中村智太郎さん(30)=橋本市=は「パラリンピックや、今大会の競技について聞かれ『頑張ってくださいね』と声を掛けていただきました。体調を整えて、今大会でもいい成績を残し、県選手団に貢献したい」と話していた。