㈱紀陽銀行(本店=和歌山市本町、松岡靖之頭取)と㈱みずほ銀行(本店=東京都千代田区大手町、林信秀頭取)は16日、協力して地域経済の活性化などに取り組むとする「和歌山県の地方創生に関する協定」を締結し、紀陽銀行本店で調印式を行った。みずほ銀行が地方創生に関する2社間協定を締結するのは全国で初めて。
協定の内容は、両行のネットワークを活用した県内事業者へのビジネス支援▽地域経済活性化に資する情報や両行が有する各種知見の交換▽官民が連携して公共サービスなどを提供するPPP・PFI事業の推進――などとなっている。
調印式には紀陽銀行の松岡頭取、みずほ銀行の河野雅明副頭取が出席。協定書にサインし、握手を交わした。
松岡頭取は「県経済の発展のために力を合わせて取り組み、地域社会に貢献したい」、河野副頭取は「紀陽とみずほのネットワークを融合し、活用することで、地域経済の活性化に貢献したい」とそれぞれ意気込みを述べた。
協定に基づく今後の事業展開について松岡頭取は「県は果物をはじめ優れた農作物が採れ、世界的な見地で見て価値が高い商品がたくさんある。世界的なマーケットに展開するにあたって、みずほ銀行のネットワークを提供していただきたい」と話していた。