ことし4月に71歳で死去した「貴志川線の未来を“つくる”会」幹事、中川隆人さんの遺作写真展「貴志川線の四季」が15日、和歌山電鐵貴志川線の駅や電車内で始まった。
中川さんは生前、同会の広報・記録写真担当として積極的に活動。その功績をしのびたいと、同会が同社に写真展開催を申し出た。
9年間で撮りためた写真約7000点から86枚を、和歌山駅9番ホームや、営業車両内に展示。初日は伊太祈曽駅の車庫で取り付け作業が行われ、中川さんの妻・聖子さんや、たまⅡ世駅長のニタマも立ち会った。四季の風景やイベントの様子、イメージ写真などが乗客の目を楽しませている。
同会は「中川さん、貴志川線永続を応援してください。お疲れさま! 本当に、本当にありがとうございました」と追悼メッセージを寄せている。写真展は11月13日まで。