全国のご当地ハンバーガーが一堂に会する「とっとりバーガーフェスタ2015 全国ご当地バーガーグランプリ」が11、12日、鳥取県大山町で開かれ、㈱カワ(広川町、川良弘社長)の「まるごと!? 紀州梅バーガー」が昨年度に続いて見事、日本一に輝いた。
北は北海道、南は沖縄県まで全国から31団体(鳥取県内10、県外21)が参加。当日はあいにくの雨だったが、前年度王者の紀州梅バーガーは、前回販売した1200食の2倍以上、2500食を完売した。
来場者に渡されるビー玉による人気投票と、審査員10人による審査が行われ、紀州梅バーガーは来場者投票でダントツの人気を集めて2連覇を達成。特別賞「デザイン賞」も併せて受賞した。
表彰式で実行委員会の柄木孝志代表は「和歌山を代表するご当地グルメとなった紀州梅バーガーを活用し、地域ブランドの向上や地域の地場産業への還元に尽力いただきたい」と期待を寄せた。
カワのブース出店チームリーダーの今西廣典さん(35)は「2連覇を目標に、ブラッシュアップや和歌山の皆さんに愛されるようにやってきた甲斐があった。紀州梅バーガーで和歌山全土を盛り上げていきたい」と喜びを語った。
紀州梅バーガーは、県特産の梅を世界に発信しようと、食品メーカー、JA、県試験研究機関などで平成24年に発足した「紀州梅バーガー開発研究会」が開発。「県産梅を使用している」「梅の健康イメージをアピールできる」「県産梅であることを表示する」ことを定義とし、現在はカワの他、肉のまる彦本店、㈱サントピアでも販売している。