和歌山市人事委員会は14日、民間との給与の差を是正するため、職員の月給、ボーナスともに引き上げるよう尾花正啓市長と尾﨑方哉市議会議長に勧告した。前年は7年ぶりに引き上げの勧告を受けて実施されており、今回も勧告通り実施されれば2年連続の引き上げとなる。
同委員会によると、ことし4月分の職員と民間(従業員50人以上)の月給を職種、役職段階、年齢などが同じ職員と社員で比較したところ、市職員が民間を1595円(0・42%)下回り、ボーナスも0・11カ月分下回っていた。
今回の勧告ではこの他、行政職1級の初任給を2500円引き上げることや地域手当て支給割合の改定、単身赴任手当ての基礎額を来年4月1日から4000円引き上げて3万円にすることなどが盛り込まれた。