紀の国わかやま国体のフェンシングは3日目の9月29日、和歌山市手平の和歌山ビッグウエーブで行われた成年女子フルーレで、ロンドン五輪日本代表の西岡詩穂(26)=NEXUS㈱、和歌山北高卒=ら県代表が3位に入賞した。
優勝を目指してきた県代表3人は、準決勝で優勝した熊本と対戦。西岡は勝ったが、後藤伊世(26)=和歌山高教員=と九野桃佳(25)=県教育庁=が敗れ、1―2で決勝進出はならず、岐阜との3位決定戦に臨んだ。
岐阜戦は、1番手の後藤が序盤、相手にリードされながらも4―4まで粘り、最終ポイントを獲得する粘り勝ちで2番手の西岡に勝利を託した。「優勝できなかった悔しさをぶつけた」という西岡は、相手に1も取らせないストレート勝ちで、五輪代表の実力を見せつけた。
西岡は「3位だったが、地元開催のプレッシャーの中で頑張った仲間の2人にも感謝したい」と振り返った。