4月25日に発生したネパール地震の被害に対し生徒会が募金活動を行った県立和歌山東高校(和歌山市森小手穂)を18日、同国のマダン・クマール・バッタライ駐日大使らが訪問し、募金活動に参加した生徒との交流会が開かれた。
同校の生徒会有志は地震発生後、「自分たちも何かできることをしたい」と声が上がり、JR和歌山駅前で募金活動をすることを決定。負傷者の数を書いたボードやインターネットから集めた現地の写真を貼ったパネルなどを使って、募金を呼び掛けた。
交流会には、募金活動に参加した生徒会のメンバー7人と教職員、バッタライ大使と妻のアンビカさん、通訳のエソダ・パスネットさんらが参加。バッタライ大使は、生徒の募金活動をきっかけにこの日の出会いが実現したことを喜び、「本当にありがとうございます。皆さんとこういう親しい関係を築くことができて心からうれしい」と感謝を伝えた。
その後、生徒らは募金活動の様子を話し、バッタライ大使にネパールのお薦めの食べ物、和歌山の印象などを質問。バッタライ大使は、食べ物は辛さが控えめのカレーがお薦めだと伝え、和歌山の印象については「緑がたくさんあって、とても美しいところ。果物もおいしい」と答えていた。
交流会に参加した3年生の中井友梨香さん(17)は「とても緊張しました。一つの質問に対して、たくさんの答えが返ってきて、ネパールのことをたくさん知ることができました」と話していた。