紀の国わかやま国体のバスケットボール競技が22日、和歌山市と海南市の5会場で始まり、和歌山市和佐中の河南総合体育館で行われた成年男子の部では、県代表が85―65で広島を下し、初戦を突破した。成年女子、少年男女は惜しくも1回戦で敗退した。
成年男子は、攻撃で15得点、守備でブロック連発など攻守で活躍したプロバスケットボール選手の寺下太基を中心に、前半から終始リード。第4ピリオド序盤には広島の猛攻で3点差まで追い上げられたものの、終盤には、県代表の高崎雅之の連続7得点などで攻撃のリズムを取り戻し、広島を突き放した。
海南市大野中の市総合体育館で開かれた成年女子では、県代表は強豪秋田と対戦。県代表は、4月に加入したルーキーの木工理恵が、ドライブやミドルシュートを次々と決め、この日25得点と大活躍。試合には敗れたものの、白熱したゲーム展開で観客を魅了した。
和歌山市梅原のノーリツアリーナ和歌山で行われた少年男子は北海道と対戦。県代表は、第3ピリオド終了時には65―52とリードしていたが、第4ピリオドに入り、北海道がオールコートディフェンスで勝負に出たことで攻撃のリズムが崩れ、逆転を許して黒星に終わった。
同市手平の和歌山ビッグホエールで開かれた少年女子は、広島と対戦。終始リードされる展開ながらも、第3ピリオドでは5点差まで追い上げ、あと一歩のところまで健闘した。
【成年男子】和歌山85―65広島
【成年女子】和歌山63―76秋田
【少年男子】和歌山76―77北海道
【少年女子】和歌山57―69広島