和歌山市加太地区で20日から22日まで、空き家や自治会館、公園などを会場に映画鑑賞を楽しむ「KissshKissssssh(きしゅーきしゅー)映画祭」が開かれる。
「波音を聴きながら映画を見たい」との発想から同映画祭実行委が企画し、ことしで3回目。
10月12日まで県内各地で開催中の芸術祭「ワカヤマサローネ」と連携。漁師町の加太を舞台に、まち全体が会場となり、まち歩きをしながら空き家での映画上映や現代アート作品が楽しめる。
映画祭の会場は、加太北の浜公園(通称クジラ公園)や自治会館、おさかな創庫、旧ボーイスカウトハウス、旧紀陽銀行など。
浜公園での野外上映(午後6時~10時半)では「3つのSにまつわるエトセトラ」をキーワードに、日ごとに「サブカルチャー」「海」「スポーツ」のテーマで上映。作品は青春モノの「いいにおいのする映画」、北野武監督の「あの夏、いちばん静かな海。」安藤サクラ出演の「百円の恋」など。
空き家や空き施設を活用した上映(午前10時半~午後5時)では、自主制作映画や田辺・弁慶映画祭の招待作品などを多彩に紹介する。
一日フリーパスは2500円(前売り2300円)。当日単体券は800円から。問い合わせは野尻野さん(℡080・5357・8812)。