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和東フェンシング部 近畿大会で大活躍

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 県立和歌山東高校(和歌山市森小手穂、萩原勝則校長)フェンシング部が、22と23の両日、大阪で開かれた「平成25年度 近畿高校フェンシング選手権大会」の男子フルーレ個人と男子学校対抗(団体)で、ともに17年ぶりとなる優勝を飾った。また男子サーブル個人でも4年連続で優勝した。

 団体には3年生の芝佳樹君(17)、大﨑雄貴君(17)、瀬藤久司君(18)、2年生の鳥山和杜君(16)、1年生の長生拓朗君(15)の5人が出場。顔と手足を除いた上半身を打突の有効面とするフルーレ個人には芝君が、腰より上の上半身全部が有効面となるサーブル個人には瀬藤君が挑んだ。また大会には部員や保護者、OBら総勢約30人が大阪の会場まで応援に駆け付けた。

 団体戦は3人の選手が1人3試合ずつ行い、5試合を先取した時点で勝利が決まる。決勝では過去2回、同大会で敗戦を喫している平安(京都)と対戦。芝君、瀬藤君、大﨑君が試合に挑み、初戦を1対5で落とすも、2、3試合目を連取。その後も絶え間ない集中力で接戦を繰り広げ、5―3で平安を下し、雪辱を果たした。

 個人フルーレ決勝で芝君は和歌山北3年の新田啓人君と対戦した。1セットはポイントをリードしたが、2セットでは同点に並ぶなどシーソーゲーム。最終セットでは13―10の時点で時間切れとなり、3リードして、勝利を収めた。

 他、芝君は全身が有効面となる「エペ」競技にも出場し、3位の成績を残した。芝君は「団体ではチームワークが出た。勝つことが自分にとっての使命に感じた」と力強く話していた。

 近畿2府4県から各1人が出場するサーブル競技は平成22年度に始まり、これまで和歌山東が全て優勝している。瀬藤君は「優勝することへのプレッシャーがあった。勝ててほっとした」と試合を振り返り、「これからもこの伝統を引き続いて残していってほしい」と後輩にエールを送った。

 フェンシング部を指導して6年目を迎えた西口美和子顧問(40)は、「日々の努力はうそをつかない。選手たちには、ぜひ全国大会での優勝を味わってもらいたい。日頃から選手を支えてくれる仲間に感謝」と話した。


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