和歌山市のバイオリニスト、北島佳奈さんの演奏会「0才からのコンサート わたしたちの町の世界に一つだけの音楽会」が22日、同市西高松の県立図書館のメディア・アート・ホールで開かれた。
一般から夢や希望を募り、舞台上で北島さんの演奏と共演する特別プログラムが盛り込まれた。幼児から大人約150人が出演者の夢を応援し、見守った。
3月に発表した初CD『ソレイユ』発売を記念したコンサート。北島さんは「拍手や励ましがエネルギーになり、私の音は、出会った皆さんにつくっていただいている。きょうのコラボレーションで希望や夢が広がっていけば」とメッセージ。収録曲の中からクラシック演奏を届け、子ども3組の夢とコラボした。
みどり幼稚園の大坪咲(えま)ちゃん(6)は、マスカーニの曲に乗せ「バイオリンが大好きで、日本一うまくなれるように練習しています」と元気よく発表。バイオリンを習う中学生の男の子も、北島さんと「カノン」の音色を重ねた。
バレエで共演した同市の雄湊小学校4年生の福島愛音(もね)ちゃん(10)・同2年生の里和(りわ)ちゃん(7)姉妹は「バイオリンの音はすごくきれいで、うまく踊れた」「白鳥の湖に出られるように、もっと頑張りたい」と笑顔で話していた。