交通事故の負傷の施術で保険金をだまし取ったとして、県警交通指導課と和歌山市内3署の合同捜査班は19日、詐欺容疑でいずれも和歌山市に住む、阪田接骨院鍼灸院経営の阪田純宏(52)=三沢町=、従業員で柔道整復師の半田典久(41)=船所=の2容疑者を再々逮捕、同市立小学校講師の奥畑真緒容疑者(29)=朝日=を逮捕した。
合同捜査班によると、3人は共謀し、昨年9月5日から12日20日までの間、奥畑容疑者が阪田容疑者の接骨院に連日通院したように装い、損害保険会社から、阪田と半田の両容疑者が施術費約60万円、奥畑容疑者が人身傷害保険金約60万円をそれぞれだまし取った疑い。3人はいずれも容疑を認めているという。
昨年8月28日に発生した交通事故で奥畑容疑者が負傷したことを悪用したという。阪田と半田の両容疑者は同様の手口の詐欺容疑で3度目の逮捕。余罪捜査を行っていたところ、今回の事件が発覚したという。