第23回ふるさと海南まつり(実行委員会主催)が13日、JR海南駅周辺で開かれ、多くの市民や帰省客らでにぎわった。駅西側の国道370号会場では県内外のパフォーマー約30組による「ストリートパフォーマンス」を初開催。ライブペインティングやよさこい演舞などが繰り広げられ、盛況だった。
駅前に設けられたステージでは海南高校大成校舎やりら創造芸術高等専修学校生徒らによるバンド演奏などが行われた他、アニメ「エヴァンゲリオン」シリーズの「惣流・アスカ・ラングレー」のものまね芸人として知られる吉本興業の桜 稲垣早希さんがゲスト出演。会場には多くのコスプレイヤーが集まり、歓声が上がっていた。
国道370号会場で行われた「手作りみこしコンテスト」には地元小学生らでつくる6チームが参加。工夫が凝らされたみこしを担ぎ「ワッショイ!」と元気良く発声する子どもたちに観客は笑顔で声援を送った。
ストリートパフォーマンスは4区間に分けて行われ、多彩なパフォーマンスで観客を沸かせた。
まつりのフィナーレを飾る「総踊り」には、昨年のまつりで「カイナンマン」から進化を遂げたご当地ヒーロー「熊野來神エーワッショー」が登場。パフォーマンスの出演者や観客らと共に、りらの生徒らが制作したエーワッショーのオリジナルダンスをはじめ、きいちゃんダンス、よさこい「YAPPA(ヤッパ)紀州」などを心一つに踊り、海南の夏の夜を熱く盛り上げた。
また、会場には日用家庭用品や漆器類の特産市をはじめ、企業や各種団体による露店が設けられ、行列ができた。