和歌山県が全国で6番目に多くの海外移住者を送り出した移民県であることなどを広く知ってもらおうと、初の移民展「連れもて行こら紀州から!―世界にひろがる和歌山移民―」が3日、和歌山市手平の県国際交流センター(和歌山ビッグ愛8階)で始まった。31日まで。
県からは明治元年(1868)以降、米国、カナダ、オーストラリア、ブラジルなどに3万人以上が仕事を求めて移住。移住先で稼いだお金を故郷に送り、その国の農業や漁業などの発展に貢献してきた。
会場ではB1サイズのパネル32枚を展示し、移民の生活や苦難の歴史を分かりやすく解説。主催の県国際交流協会は「展示を通して、彼らの強さ、たくましさを広く県民に理解してほしい」と来場を呼び掛けている。
午前10時から午後6時半(金曜は9時)まで。水曜は休館。問い合わせは同センター(℡073・435・5240)へ。