高齢者を交通事故や犯罪被害などから守る活動を推進するため、岩出署(寺園勝人署長)と那賀地区病院事務連絡協議会(栗山房大会長)は17日、「高齢者を事件事故から守る活動に関する協定」を締結し、調印式が岩出市高塚の同署で行われた。
高齢者の関係する交通事故の割合が高く、詐欺事件などの被害の大半が高齢者であることから、協定では、高齢者が多く訪れる同協議会の病院に対し、岩出署からポスターの掲示や啓発物品の設置などを依頼する他、事故や犯罪の情報を提供し、交番勤務員を中心に病院への立ち寄りを強化する、などとしている。
調印式には、岩出署から寺園署長や土井智晴副署長、同協議会から栗山会長や林龍太郎監事らが出席。寺園署長と栗山会長が協定書に署名、押印した。
同署によると、ことしの県内の人身交通事故は16日現在で1930件、死者は18人に上り、うち65歳以上は11人。