9日午後、和歌山市の磯の浦海水浴場で男性2人の変死体が発見された。
和歌山北署によると、5時50分ごろ、大阪市在住の男子高校生が、溺れていた身元不明の50歳から60歳代の男性を発見し、波打ち際まで救助し119番通報。駆け付けた救急隊員が市内の病院に搬送したが死亡が確認された。男性は、ジーパンとスニーカーを着用していたという。
警察と消防が男性についての情報収集を行っていたところ、大阪府阪南市の男性(60)が行方不明になったと、一緒に来ていたサーファーの友人男性(30代)から情報が寄せられ、付近を捜索していたところ、9時15分ごろ、心肺停止状態で波打ち際に倒れているのを消防隊員が発見したという。この男性は、サーフィンショップを営んでいたが、足の調子が悪く見学していたという。遺体発見当時は、台風の影響で、波が少し高かったという。
2人の遺体に目立った外傷はなく、身元不明の男性を助けに行こうと阪南市の男性が海に入った可能性もあるとみて、同署が詳しい状況を調べている。