海南市立大野小学校(東條容子校長)の6年生は3日、和歌山市毛見の和歌山セーリングセンターでヨットを体験し、セール(帆)で風を受けながら海を走り、元気いっぱいに楽しんだ。
県教育委員会が子どもの運動機会の充実や和歌山の海に親しんでもらおうと、本年度から実施している「海プロジェクト」の一環。同プロジェクトでは同センターや学校プールでヨット体験を行い、本年度は8校が参加する予定となっている。
この日、和歌山セーリングクラブや和歌山大学ヨット部のメンバーがインストラクターとなり、児童を指導。児童は、海で倒れない仕組みになっているヨット「アクセスディンギー」に乗り、シート(ロープ)を引っ張って帆を張り、ハンドルで航路を調整しながら海を走った。
体験した松村曜蔵君(11)は「初めて乗ったけど楽しかった」、岡香里さん(11)は「ハンドルを使うのは少し難しかったけど面白かった」と笑顔で話していた。