男子バスケットボールのNBLとbjリーグの統合新リーグへの参加を目指している「和歌山トライアンズ」が再始動する。チームを運営する一般社団法人プロバスケットボール運営委員会は7月18日午後2時から、和歌山市梅原のノーリツアリーナ和歌山で、選手発掘を目的とするトライアウトの実施を決めた。県出身でただ一人のプロバスケットボールプレーヤー寺下太基選手に続く、第二のプロ選手の育成を目指す。
チームは現在、昨季プレーした全選手が自由契約となったため、所属選手がいない状態が続いている。また、新リーグ参加についても、リーグ運営側からは判断保留が発表されており、先行きについては流動的な状態が続く。今回のトライアウトでは、練習生の位置付けで選手を募集し、新リーグへの参加が決定すれば、プロ契約なども視野に入れ、運営していく方針。練習会場は、同アリーナを使用する予定。
トライアウトの対象者は、ことし10月1日時点で16歳以上のプロバスケットボール選手を目指す人。高校生や大学生も参加でき、県内バスケットボール界の底上げも目指す。詳しい募集内容は、同運営委員会のフェイスブックなどに掲載している。
トライアウトの内容は、体力テストやスキルテストを行った後に、チーム側が指名した選手によるピックアップゲームを行い能力を審査する。同委員会は「まだ、新リーグ初年度からの参入の可能性も残されているので、選手獲得でリーグ運営側にアピールしたい」と話している。問い合わせは同委員会(℡073・400・2715)へ。