和歌山市三の丸山英治さん(86)が30日まで、三の画廊喫茶安堵で、名草山の四季折々の表情を紹介する写真展「悠久の里山~名草山四季彩々」を開いている。
丸山さんは、コニカミノルタの前身企業で働いていたことからカメラが身近にあり、20代半ばから写真に親しんできた。23年前、海南市から現在の名草山のふもとに移り住んだ。健康づくりを兼ねて毎日のように名草山に登り、散策する中で出合った風景や花々、小さな生き物をカメラに収めてきた。
今展ではフィルムやデジタルで撮影した多彩な25点を出品。霧の中に浮かび上がる神秘的な桜や、雨にぬれた鮮やかな新緑、花に止まる優雅な渡りチョウ、雪に覆われた登山道など、春夏秋冬に分けて折々の自然豊かな里山の風景を記録している。
丸山さんは「頂上からの眺めは最高で、山を独り占めした気分になりますよ」と笑顔で話し「名草山にはどんな木や花、風景があるのか楽しみながら見てもらえたら」と話している。
午前9時から午後4時(最終日は正午)まで。金曜休み。問い合わせは同店(℡073・445・2214)。