紀の川市粉河の粉河産土神社の中山淑文宮司や地元の子どもたちのボランティアは、同神社境内にある白山神社の鳥居を手作りで製作している。
中山宮司によると、同神社の鳥居は約60年前の台風で倒れてしまい、鳥居がない状態が続いてきた。同神社は、北陸鎮護の大社である白山比咩(しらやまひめ)神社が隔月で発行している社報に掲載が決定。これを機に、鳥居を製作することにしたという。
鳥居に使うヒノキは、産土神社を崇敬している地元住民が提供。中山宮司は以前、別の神社の鳥居を製作したことがあり、昔の写真を基にして、地元の子どもやボランティアと一緒に作業に取り組んでいる。ヒノキは2㍍50㌢~1㍍50㌢程度の長さに切り、竹のへらを作って木の皮をむき、たわしを使って磨くなど、完成に向けて作業を進めている。
鳥居は、7月末に開催する粉河祭が終わってから、設置する予定だという。