海南市の孟子不動谷で13日、田植えが行われ、約200人の親子連れらが参加した。赤と紺を基調とした昔ながらの田植え衣装「早乙女衣装」を着る体験もあり、風情ある田植えを写真に収めようと、多くのカメラマンも訪れた。
里山の保全活動に取り組むNPO法人自然回復を試みる会・ビオトープ孟子が主催。大阪の団体「棚田むすびの会」の協力を得て、参加者に早乙女衣装を貸し出した。また、日本ユネスコ協会連盟とダンロップ㈱が協働する環境保護活動プロジェクト「チームエナセーブ」のメンバーらも参加し、約1000平方㍍の田んぼにキヌヒカリを植えた。
参加した子どもたちは、スタッフに教わりながら並び、稲を均等に丁寧に植えていった。
早乙女衣装を着た和歌山大学付属小学校2年の伊東詩織ちゃん(7)と西岡優ちゃん(8)は「(早乙女衣装)かわいかったけど、少し重たかった。元気に育っておいしいお米になってほしい」と笑顔いっぱいだった。