紀の川市桃山町の磯(いそ)さん一家3人の作品展「ほのぼの家族展パート2」が30日まで、和歌山市祢宜のケーキサロン・マニエール和佐店で開かれている。
磯秀樹さん(65、写真)と妻の仁子さん(63、絵付け)、仁子さんの母の美年子さん(88、絵手紙)が、それぞれ楽しむ趣味の作品を出品。3人展は5年前に続いて2度目で、大小の写真25点、絵付け約20点、絵手紙約60点を展示している。
絵手紙歴約10年の美年子さんは、道端に咲く草花、イチジクやゴーヤなどを題材に色鮮やかに彩色。筆以外にもタオル筆や竹ペンを使って描き、優しく温もりのある言葉を添えている。「喜びや感動を絵手紙に込め、今では生活の一部です」とにっこり。
秀樹さんは本格的に写真を始めて約15年で、和歌山読売写真クラブ会員。家族を被写体にすることが多く、自然な表情や心和む日常の一コマを写し撮っている。店内には甥の散髪をする秀樹さんの長女と、それをそっと見守る美年子さんを写し、読売写真大賞で優秀賞を受けた「散髪」も並ぶ。
仁子さんは西洋絵付けを始めて5年。白磁の皿やコーヒーカップなどに鳥や花、野菜など、さまざまな図柄を繊細に描写しており、3人は「ほのぼのとした気持ちになってもらえたら。アットホームな雰囲気をお楽しみください」と呼び掛けている。
午前9時から午後7時まで。問い合わせは同店(℡073・477・3155)へ。