紀の川中流域の自然豊かな環境の中で放し飼いで育てられた紀州地鶏「桃山けんか地どり」が今評判になっています。
この地鶏を育てているのは、桃山町元の鶏肉専門店「チキンポートわかさや」で、「昔食べた、かめばかむほど、うまみがあふれる鶏を再現したい」という思いで先代社長の中島秀夫さんが養鶏ファームを始めて約10年。試行錯誤の末、濃厚な味と身のしまった歯ごたえが自慢の「桃山けんか地どり」が生まれました。
「純潔の軍鶏(シャモ)を卵からかえし、ひよこ時代から放し飼いにしているので本当の地鶏であると自信を持って言えます」と中島さん。
同地鶏は、普通の鶏の飼育期間の約2倍にあたる150~160日かけて育てられ、大きさも普通の鶏の1・5倍あります。元気に走り回って育った鶏は、かめばかむほど旨味があふれ、脂の甘味を楽しむことができます。「塩焼きで食べていただければ、皮と脂がおいしいんですよ」と中島秀明社長。
今では「桃山けんか地どり」は、県内のレストランや居酒屋から「この鶏でなければ」と注文も増えるようになり、地元の産直市場でも人気があるとか。県外からのリピーターも多いと聞きます。
同店では、木曜日に同地鶏をさばくので、金曜か土曜なら確実に店にあるとのこと(100㌘258円・税込み)。予約も受け付けています。焼き鳥や焼き豚の総菜も評判です。
【チキンポートわかさや】紀の川市桃山町元404の9▽℡0736・66・0150▽午前9時~午後7時▽定休日=日曜