29日午後9時10分ごろ、海南市幡川の幡川東交差点東約130㍍の国道370号で、横断歩道を歩いて渡っていた無職女性(86)が普通乗用車にはねられた。女性は頭を強く打ち、和歌山市内の病院に搬送されたが、30日未明に死亡が確認された。海南署は車を運転していた海南市海老谷の会社員、田中昌宏容疑者(50)を過失運転致傷の容疑で現行犯逮捕した。
同署によると、現場は片側2車線で、信号機はなかった。女性は横断中、大野中から重根方面に東進してきた車にはねられたという。田中容疑者は帰宅途中だった。現場を通り合わせた同署のパトカーが事故に気付き、現場にいた田中容疑者に職務質問するなどし、現行犯逮捕した。田中容疑者は容疑を認めているという。