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1億円の詐欺被害 金融庁職員など装う

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和歌山西署は20日、和歌山市内の女性(66)が、昨年11月下旬から今月15日にかけて、金融庁職員などを装った男に総額約9440万円をだまし取られる詐欺事件が発生したと発表した。

同署によると、昨年11月下旬、女性宅に「楽天のヤマダ」を名乗る男から電話があり、不二家の債権購入を勧められたが断ったところ、再び電話で「あなたの名義で一口2200万円の債権を購入した。届いたら取りに行く」と言われた。

その後「不二家のミウラ」を名乗る男から電話で、債権購入費の3割を宅配便で送るよう指示され、12月2日に現金660万円を指定された東京都内の住所に送付。翌日、ミウラから「午前中に届かなかったため、調査が入るかもしれない」などと言われ、その後「金融庁のナカムラ」を名乗る男から電話があり、通帳の残高、口座番号などを聞かれ、教えたという。

こうしたやりとりが繰り返され、女性は宅配6回、手渡し6回の計12回にわたって現金をだまし取られた。宅配先は東京都内、大阪府内の集合住宅。女性宅には「不二家の社員」を名乗る5人の男が受け取りに訪れ、いずれもスーツ姿で20~40代だという。

最後に現金を手渡した4月15日、ミウラから「返金手続きの説明のため、明日(16日)の昼に電話する」と言われたが連絡はなく、電話が不通になったため、女性が不二家本店に確認したところ、詐欺だったことが分かったという。

同署は「『現金を送れ』『あなたの口座が使えなくなる』『刑事責任を問われる』などと持ち掛けるのはすべて詐欺なので、だまされないでほしい」と注意を呼び掛けている。


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