読書推進の活動が優れている学校を表彰する「平成27年度子どもの読書活動優秀実践校に対する文部科学大臣表彰」に、和歌山市新庄の市立小倉小学校(岡正人校長)が選ばれた。23日、東京都の国立オリンピック記念青少年総合センターで表彰式が行われる。
同校では、いつでも本が借りられるように図書室を開放している他、地域ボランティアによる読み聞かせ会を開くなど、児童が本に親しめる時間を積極的に提供。また、読書を通して家族のコミュニケーションをとってもらうことなどを目的に、職員室前には「うちどくコーナー」を設置し、自由に持ち帰れる本を掲示。昨年秋には、休憩時間などにくつろいで本を読んでもらおうと、うちどくコーナーに木製のベンチを設けた。
岡校長は「これまで継続してきた取り組みを認めてもらった。今回の表彰を機に、あらためて子どもたちが本に親しめる環境づくりに努めていきたい」と話している。
同校の他、県内では広川町立津木中学校、県立串本古座高校も表彰を受ける。