本年度からふるさと納税の返礼品を見直した和歌山市で、寄付金額が開始1週間で早くも昨年度を上回り、大きな反響を呼んでいる。
市によると、昨年度までの返礼品は市立博物館が作成した市の写真集だったが、本年度からは、熊野牛をメーンに、和歌山ラーメン、紀州備長炭干しの干物など、和歌山らしい7分野の品物を用意し、寄付金額を換算したポイントに応じて贈るよう、内容をパワーアップ。
7日までの1週間で申込件数は63件、153万6000円(未入金含む)に達し、昨年度の40件、81万5000円(予定)をすでに大きく上回っている。
返礼品に選ばれた約90品のうち、ほぼ半数が熊野牛関連の品物だった。
尾花正啓市長は「非常に良い出だしだが、昨年度までのベースが低かったこともあるので、もっともっと頑張りたい」と話し、寄付金増にさらに意欲を示している。