ともに1人超過の少数激戦となっている、県議選海南市・海草郡(定数3)、岩出市(定数2)両選挙区の候補者も、5日は人出のあるスーパーや交通量の多い交差点で有権者に支持を訴えた。雨にもかかわらず、自転車や徒歩で各地を回り、熱い戦いを繰り広げた(記事は届け出順)。
【海南・海草】
海南市で生まれ育った共産現職の雑賀光夫候補(70)は、地盤を持つ黒江、船尾地区で重点的に活動。船尾地区ではハンドマイクで支援を訴え、住民と間近でふれあった。夕方にはスーパーで街頭演説し、支持を求めた。
自民現職の尾崎要二候補(62)は海南市内を中心に活動を展開する中、この日は街宣カーに乗り込み、地盤である旧海草郡で支持を訴え、票を固めた。午前は旧下津町、午後は旧野上町を中心に回り、一日をかけて住民とふれあった。
維新新人の二瓶文隆候補(55)は知名度向上を目指し、海南市名高の交差点で辻立ちした後、選挙区内をくまなく回った。適宜街頭演説を行い、名前と政策を訴えた。夜には集合住宅、団地を中心に街宣カーを走らせ、声を枯らした。
自民現職の藤山将材候補(39)は海南市阪井の交差点での辻立ちを皮切りに、午前は旧下津町、午後からは海南市、紀美野町と選挙区内全体を街宣カーで回り、多くの人に声を掛けた。随時街宣カーを止め、支援者に政策を訴えた。
【岩出市】
自民現職の山本茂博候補(62)は、午前7時から水栖の選挙事務所前で約1時間の辻立ちを実施。荊本や山崎、宮、清水地区などで街宣し、演説などで有権者に支持を呼び掛けた。夜には上岩出で個人演説会を開催した。
無所属新人の山﨑雄彦候補(53)は午前、街宣車に乗り込み市内全域を巡回。午後からは街宣車と共に自転車で市の東南部を中心に駆け回り、買い物客でにぎわうスーパーやホームセンター前で街頭演説を行った。
自民新人の川畑哲哉候補(37)は午前、公園や住宅団地、主要交差点でマイクを握った。午後は街宣に加え、10人程度の運動員と列になり、支持を訴えながら〝桃太郎〟。夜には紀泉台で個人演説会を実施した。