和歌山市の土入川に不法に係留・放置されたプレジャーボートを一掃する県の取り組みが25日、完了した。
「放置艇〝0〟大作戦」と銘打ち、平成25年度から続けている事業。土入川では128隻の放置艇を確認していた。
各船に指示書を貼るなどして、昨年完成した係留所(同市湊)への移動などを行うよう指導。残るは水没していた2隻だけとなり、この日はそれらをクレーンで引き上げた。
県河川課は「放置艇は津波発生時の2次災害にもつながるので、他の河川も放置艇ゼロに向けて、引き続き努力していきたい」と話している。
県は25年度に水軒川、市堀川、築地川の放置艇対策を完了させており、27年度は有田川の対策に取り組む。