和歌山市の和歌山公園動物園のツキノワグマ「ベニー」(メス・推定21歳)が20日、約2カ月ぶりに冬眠から目覚めた。
ベニーの飼育員を務める森敏充さん(44)によると、ベニーの体長は約140㌢で体重は約110㌔、冬眠中は寝ているだけでなく、バナナを2本、蒸したサツマイモ300㌘などを、2日に1回食べていた。
午前9時に小屋から姿を現したベニーは、眠そうにゆっくりと歩いていた。和歌山公園を訪れた東京都八王子市の波多野武さん(74)は「(ベニーは)眠そうだった。たまたま来ましたが、感動の出合いでした」と笑顔で話した。