和歌山市西浜の県立和歌山工業高校(中前耕一校長)で16日、同校OBでNBLの地元プロバスケットボールチーム「和歌山トライアンズ」で活躍する寺下太基さん(35)が講演し、1、2年生約800人に「進路を決めるのは、先生や友人からの助言を聞くことも必要だけど、最後は自分自身。自分の信念を貫いて」などとエールを送った。
寺下さんはバスケットボールを始めたきっかけから、ダンクシュートを初めて成功させた高校生活、プロチームに所属する現在までの人生を講話し、生徒からの質問を受け付けた。
「練習にどうやったら打ち込めるか」の質問には、「1週間後、2週間後にはこれができるようになっているなど、短期間の目標を設定することで練習が楽しくなる」。「ミスをした時、どうやって心を乱さないようにするか」の質問には、「一つのミスで落ち込んでいたら、ミスが続いてしまう。ミスを前向きに捉えるように心掛けること」など、後輩にアドバイスを送っていた。