和歌山市山東地区のご当地キャラクター「たけのこまん」のオリジナル体操「たけのこまん体操」が完成。地元の東山東小学校(青木茂生校長)で動画共有サイト「You Tube」への投稿や、地域の幼稚園や福祉施設に配布するDVD制作のための撮影が行われ、6年生約25人がたけのこまんの面を着けて収録に挑んだ。
たけのこまん体操は、同地区の活性化を目指す市民団体「山東まちづくり会」(湯川正純会長)が企画し、同地区在住の元タカラジェンヌ、森央かずみさん(48)に振り付けを、同市在住のピアノ講師、森本麻子さん(45)に作曲を依頼。同会と同校6年生が作詞を担当した。
体操の内容は、子どもから高齢者まで、誰もが取り組めるように考えられ、スキップやジャンプなどの簡単な振り付けで構成。タケノコが地面から生えてくる様子や、親指、人差し指、中指で山東の「さん(山)」を表した決めポーズが盛り込まれ、地元色あふれる体操となっている。
6年生は、先月に森央さんからレッスンを受けた他、毎朝授業が始まる前に練習を重ねてきた。収録では「いち、に“さんどう”!」と、たけのこまんと一緒に元気いっぱいに踊っていた。
岡亜衣子さん(12)は「最初は難しかったけど、やってみると楽しく踊れた。体操を見た人が山東に来てもらうきっかけになれば」と笑顔。湯川会長(48)は「簡単そうに見えて結構な運動量がある。この体操で、山東が全国に広まればうれしいですね」と話していた。