今秋県内で開かれる、紀の国わかやま国体・大会を盛り上げようと、和歌山ハワイアン・フラ協会(岡本広子会長、会員約200人)は、両大会のイメージソング「明日へと」を使ったダンスの振り付けを考案し練習を重ねている。
振り付けは同会のメンバーが中心となって考案。昨年の夏ごろから練習を重ね、これまで国体関連イベントでも披露してきた。要望に応じて、協会所属外のフラサークルなどへ振り付けの指導にも出向いている。
このほど和歌山市の和歌の浦アート・キューブで、岡本会長が指導する「ハラウ・フラ・オ・ヒロコ」のメンバーがレッスン。「きいちゃん」がデザインされたそろいのTシャツを身に着け、しなやかで優美な動きでステップを踏んだ。
同市和歌浦の木戸真佐美さん(66)は「普段のフラとは違う日本語の歌詞なので、一層気持ちが入ります。きれいな海や空など、和歌山の思いを踊りに込めて伝えたい」と笑顔。44年前の黒潮国体当時は、実家で民泊を受け入れたといい「こういうかたちで、また国体に関われてうれしい」と話していた。
岡本会長(75)は「くじけそうな時にも、自分を励ましてくれるような曲。ゆったりした振り付けなので、フラを知らなくても、まねしながら一人でも多くの人に踊ってもらいたい」と呼び掛けている。
同会は、14日に和歌山市のイオンモール和歌山でのステージイベントに出演する他、5月17日に岩出市の緑花センターで開かれる「フラ・フェスティバルin緑花センター」にも出演を予定している。