障害者福祉の在り方を考える「和歌山障がい者福祉ネットワーク座談会」が2月28日、和歌山市の中央コミュニティセンターで開かれ、福祉関係者ら約160人が集まった。社会福祉法人つわぶき会、同法人一麦会(麦の郷)が主催。
「障がい者福祉のネットワークを考える」をテーマにした座談会では、コーディネーターに社会福祉コミュニティー総合事務所代表の市野弘さん、アドバイザーに県障害福祉課長の宮腰奏子さんを招き、有識者らが事例を発表。上田恵美さん(県立紀伊コスモス支援学校進路指導部長)▽熊井利将さん(つわぶき会つわぶき相談支援事業所主任相談支援専門員)▽柏木克之さん(一麦会執行理事)▽和田訓昌さん(㈱スーパーサンワ専務取締役)――の4人が、それぞれの立場で行っている障害者支援の取り組みを話し、意見交換した。
宮腰さんによる講演「和歌山における障がい者福祉の課題」もあり、支える側にとって今後は、行動障害や発達障害といったさまざまな障害に対して高い専門性が求められると説明。また、障害者の家族や福祉関係者、地域住民らが課題を共有し、同じ目標に向かってそれぞれの役割を果たすことが必要と話した。