海南市の第10回スポーツ賞受賞者が決まった。今回は5種類の表彰に40人と5団体。国際的な大会に出場して優秀な成績を挙げた人らに贈られるスポーツ顕賞には国体県競泳成年チーム「Wakayama ST」の宮脇唯さん(23)=市教育委員会、阪井=が選ばれた。3月1日午前10時から海南保健福祉センターで表彰式が行われる。
市体育事業実行委員会が選考し、表彰する。今回は市のスポーツ振興に貢献した指導者らが対象になっている功労賞の該当者はなく、有功賞に4人、優秀指導者賞に1人。大会で優秀な成績を挙げた選手らが対象の顕賞に1人、スポーツ賞に21人と1団体(2人)、奨励賞に13人と4団体(33人)が選出された。
宮脇さんは昨年10月に東京都で開催された第56回日本選手権(25㍍)水泳競技大会・FINAスイミングワールドカップ2014東京大会の混合200㍍フリーリレーで6位。第4泳者で入賞の一翼を担った。小学2年から水泳を始め、中学3年まで「海南市SC」、その後、和歌山北高校、福岡大学で活躍。現在、県の強化選手として練習に励んでいる。
脚力が強く、早くトップスピードに乗せていく加速が最大の武器。受賞に「支えてくださる皆さんのおかげ。身の引き締まる思いです」と笑顔を見せ、「この賞に見合う結果を出します。国体では決勝に残り、得点を稼ぎたい」と一層の飛躍を誓っている。
宮脇さん以外の受賞者は別表の通り(年齢は3月1日現在、所属は大会当時)。