1月28日から群馬県で開催された第70回国体冬季大会「ぐんま冬国体」の全日程が23日に終了。県選手団は冬季大会では史上最高得点・順位となる男女総合成績66点22位(昨年46点29位)、女子総合成績48点17位(同36点20位)と健闘した。得点は秋の本大会「紀の国わかやま国体」の結果に加点される。
大会後半のスキー競技(20~23日)は、県選手団はジャイアントスラロームに15人、コンバインドに1人出場。コンバインドに出場した上村亮介選手(24)=長岡測量設計事務所=が県選手団最高の12位(ジャンプ25位、クロスカントリー1位)に入った。
上村選手は「目標の結果には届かず、サポートしてくださった方々には申し訳ない気持ちでいっぱい。悔しい気持ちをバネにして、また頑張っていきます」。県スキー連盟の矢舩保夫会長は「いままで以上にプレッシャーのかかる大会で、選手監督一丸となってベストなプレーをしてくれた」とねぎらった。
県選手団の星香里総監督は「国体のために2年前からジャンプを始めた上村選手の奇跡への挑戦に勇気をもらった。冬季大会が終わり、いよいよ本大会に出場する皆さんの番。試合初日に『やるべきことは全部やった』と自信を持って臨めるよう、一日一日を大切にしていきましょう」とコメントしている。