和歌山日米協会(樫畑直尚会長)の第9回総会が18日、和歌山市のホテルアバローム紀の国で開かれ、駐大阪・神戸米国総領事館のアレン・グリーンバーグ総領事が記念講演を行い、日本と米国の友好関係の今後について考えを述べた。
グリーンバーグ総領事は「ことしは戦後70年にあたり、日米間の新たな始まりであり、両国の関係をよく考える機会になる」と話し、次代を生きる全ての人が歴史に正面から向き合い、話し合うことが個々の人間の成長に大切であるとの考えを伝えた。
また、両国間の安全保障同盟や経済成長についてもふれ、「両国が互いに尊重し合うことが世界の未来をつくり出す。これが次の世代に引き継いでいく夢であり、希望だ」と述べた。
また、総会では平成26年度の事業報告と収支決算報告、27年度の事業計画と収支予算が承認された。同協会は、県が毎年受け入れている米国南カリフォルニア和歌山県人会からの留学生との交流会、小学生から高校生の英語スピーチコンテストの支援、県内在住の外国人を招いたバーベキューパーティーなどの活動を行っている。