㈱大黒(和歌山市手平、堀井孝一社長)は、市内3小学校に心肺蘇生・自動体外式除細動器(CPR・AED)学習キットを300個寄贈した。17日、市役所で尾花正啓市長から堀井社長に感謝状が贈呈された。
同社は、子どもたちに命を大切にすることを学んでもらおうと、一昨年から学習キットを市内の小中学校に贈る取り組みをしている。今回は藤戸台、貴志、貴志南の3小に、昨年とほぼ同数の計約300セットを贈った。
学習キットは、上半身の人形とDVDがついており、胸骨の圧迫や人工呼吸の訓練などを、DVDを見ながら学ぶことができる。
感謝状の贈呈式は市長室で行われた。堀井社長は「何か社会への貢献がしたかった。この学習キットで命の大切さを学んでほしい」と話し、尾花市長は「子どもたちにとって、小さいころから心肺蘇生の練習ができるのは大切なこと。いざという時に、触ったことがないと使えないこともある。とてもありがたい」と感謝していた。