和歌山市立西脇中学校(北垣有信校長)で1月30日、和歌山大学の留学生を招いた英語の交流授業が行われた。
同中学の3年生約190人は総合学習で「世界に目を向けよう」をテーマに学んでおり、留学生に日本文化を知ってもらおうと企画した。
ベトナムやオーストリア、スリランカやコロンビアなどの留学生6人が来校。体育館で各国の歴史や文化を紹介した後、各教室では、中学生たちが日本の魅力を英語でプレゼンテーション。桜やアニメ、すしなど、日本の歴史や伝統、食文化を、授業で習った単語を使って楽しく伝えた。中には柔道着姿で柔道の技を披露したり、けん玉を実演、留学生に指導したりする生徒もいた。
柔道を実演した横山輝吏(きり)君(15)は「柔道でも国際交流の輪が広がっている。外国に行ったことはないけど、これからもっと他の国のことを知りたいし、日本のいいところも伝えたい」、栗山未羽さん(15)は「すごく楽しかった。英語を勉強して、もっと話せるようになりたい」と笑顔。オーストリア出身のハイメル・マキ・クリスティーナさん(21)は「蚊取り線香が和歌山発祥ということは初めて知りました。楽しい時間でした」と話していた。