粉河検定試験(粉河検定実行委主催、山田尚司委員長)が24日、紀の川市粉河の市商工会館で開かれ、高校生から70歳代までの49人が試験に挑んだ。
同試験は「粉河」のまちを知ってもらい、次世代に魅力などを継承していくことを目的に実施。90点以上の成績者には語り部の要請をしている。今回が4回目の試験で、受験者は市内の他、和歌山市や大阪府から足を運んだ。
試験では粉河のまちを中心とした歴史や文化にまつわる問題を70問出題。あらかじめ配布したテキストから出題し、問題は三、四者択一と記述で構成している。試験時間は70分で、受験者は真剣な面持ちで問題と向き合っていた。
試験結果で90点以上に1級、89~70点に2級、69~50点に3級、49点以下に4級の認定が与えられる。2月中には級別の認定証が送付されるという。
山田委員長は「試験を通じて地域のことを知り、愛してもらえる。今後も継続して実施したい」と話していた。